先週末、仙台に行ってきました。
全国子育てタクシー協会の今年の総会地は「仙台」と昨年の総会で承認して頂き、その準備をすすめている矢先の東日本大震災でした。
震災直後は、開催予定のホテルも休業状態になり、開催は無理だなぁーと思っていたのですが、復旧が進む中、宮城・福島の会員さんからは「ぜひ仙台で開催を!」との声があがりました。
しかし、「総会」という特性を鑑み、理事会で議論を重ねた結果、私は会長として「総会開催地を仙台から京都へ変更」という判断をさせて頂きました。
最終的に決断するまで、そして決断してからもずいぶん迷いました。
そこに暮らす人たちが、仙台で開催してよ!と言っているのに、英断できなかった自分の不甲斐無さをずいぶん恨めしく思いました。
今回はこんな経緯があって、お見舞いとお詫びでの仙台入りでした。
言葉にできない。言葉にならない。
仙台空港到着後、津波で被災した場所を少しだけ案内して頂いたのですが、車窓から見る風景は、テレビで見る以上にすさまじく、自然の猛威をまざまざと見せつけられました。
空港まで出迎えに来てくれた仙台の仲間に、「被災地を少し見てもらってからホテルに入りましょう」と言われた時、何だか不謹慎なような気がして、少し気が引けたのですが、車窓から見える土埃の中の風景を見ているうちに、この風景をきちんと目に焼き付けなければならないと、なぜか心の中で強く強く思っていました。
テレビの四角い画面で見た風景と違う感じを受けたのは、それは見渡す限りどこまでも続いていて、人々の笑顔や声やぬくもりを奪っていったあとの抜け殻のようだけど、そこには確かに「日常」があったのだという事を、そしてそれが一瞬で壊されたのだという事を、肌で感じる事ができたからだと思います。
震災の報道を目にするたび、泣けて仕方なかったのに、その風景を実際目の前にすると、涙も言葉もなにも出てこない。
ただただ、この悲しみを味わった人を長く長く支えなきゃいけないなぁー、そのためにもこの風景を目に焼き付けておかなきゃと、強く心の中で思っていました。
一方、総会開催予定だったホテルは思った以上に賑やかで、仙台駅前の人通りも多いし、飲食店も賑わいを見せていました。
被災地を見ずに、仙台駅前の賑わいだけ見たら、もう「日常」がそこにはあるじゃん、って勘違いしたかもしれません。
違う、違う。被災された人々の思いがわかる。だからこその仙台駅前の賑わいだったのだと思います。
あちらこちらで目につく「がんばろう東北」の文字は、言葉だけでなく、地元の皆さんの魂が込められた言葉と行動なのだと痛感いたしました。
今回、私はがれきの撤去作業など、体を使った支援はできませんでしたが、たくさんご飯を食べ、お酒を飲み、お土産を買ってきました。
仙台で再会できた子育てタクシー協会会員の東北ブロックのみなさんとも、飲んで食べて笑ってきました!
今日実施された福島の川内村の方々の一時帰宅の予行練習に付き添って、避難区域に防護服を着て入った仲間の福島のタクシー事業者さんのお話などは、また次回アップしたいと思います。