先月、長崎県の「ながさき子育て支援賞」の企業部門を、九州教具株式会社さん(社長は私のブログにも時々コメントを付けて下さるバイカー修さんこと船橋修一社長)が受賞されました。
受賞理由は
「仕事と家庭の両立のためのアクションプログラムや記念日有給休暇取得制度を設け、各種制度を利用しやすい環境づくりに取り組んでいる。有給の育児休業期間を設け、取得を積極的に推進し、男性も育児休業を取得するなど、子育てと仕事の両立支援策に積極的に取り組んでいる」
との事。
育児休暇取得率100%だって事や、学校行事や地域貢献のための半日休暇や記念日休暇の制度整備や女性チームが企画したアクションプログラムなどの話は以前から聞いていたので、今回の受賞を、本当に心から嬉しく思いました。
女性チームが企画したアクションプログラムってのが、私的にはコレよ!コレ!って思える素晴らしい企画だと思っています。
社長であるバイカー修さんのブログから、ちょっと引用させて頂きご紹介いたしますね。
「お父さん、お母さんはがんばっているよ!」ということを子どもにも知ってもらうために、女性チームが企画した、「わくわくワーク」。
・・・これは、夏休みに社員さんの子どもを会社に招待し、「一日社員」に任命。名刺も与え、社員による「環境問題」の勉強会、お父さんお母さんといっしょにお仕事をして仕事の素晴らしさ、大変さを子ども達に理解してもらう。
そして、3時に退社して、夕食のとき振り返ってもらい作文を書いてもらう。それが夏休みの宿題になる。っていう企画です。
よく、夏休みなどに企画される「子どもの職場訪問!」とはまた一味違って、一歩踏み込んだお仕事体験。
名刺作ったり、実際に仕事させてみたりなんだけど、その日は3時に親と一緒に退社して、家族で夕食の食卓を囲めるってのがいいですよねー。
そう、こんな素晴らしい実践をしている企業を表彰してくれる長崎県もなかなか見る目あるじゃなーい、と思うのですが、私はその続きが気になる。
えーと、長崎県さん、表彰したけど、…で?そのあとは?って感じ。
まさか、表彰して、終わり?
いや、だってさぁー、長崎県の総合計画の中でも男女共同参画基本計画の中にも書いてるじゃん!
「育児休暇取得率の向上」って。
「ワーク・ライフ・バランスの推進」って。
長崎県って「冠」外して、「佐賀」とか「山口」とかつけてもわからないような総合計画や男女共同参画基本計画の中身じゃ、どうしようもないよねーって、総合計画懇話会でも男女共同参画審議会でも、さんざん意見を言わせて頂きました。
具体策を何か講じていかないとダメだよって。
もちろん、九州教具さんのこの取り組みだってご紹介しながら、こういう企業の取り組みを広げていけるような方法を考えようとか、まずは県庁で取り組んでみたらどう?って話もさせて頂きました。
取り組んでみたい企業もいるはず。
でも、これだけ長崎の経済が冷え込んでいる中では、なかなかそこに手を付け様にも手を付けられない企業も多いはず。
あっ、こんなふうに書くと、補助金目当て?って思われそうで嫌なんだけど、安易な補助金投入とかではなくて、「きっかけ」を行政が与える事は必要だし、有効だと思っています。
私は育児休暇制度がなかなか浸透しない背景の1つに、企業内で社員さん達の向こう側に見えていた家族の顔が見えにくくなったということもあるのではないかと思っています。
昔みたいに、上司が部下を引き連れて帰ってきて自宅で飲むってこともないだろうし(あっ、この前サザエさんでそんなシーンを久しぶりに見たけど)、子どもを預けるところないから会社に一緒に連れて来て、裏の方で遊ばせておく事もないだろうし…、家族レクリエーションみたいなことやってる所も少ないからねー。
これだけ経済情勢厳しいと、経営者もやっぱり必死なんですよ。
育児休暇や早退されたら、そりゃぁ、やっぱり「イタイ」と思うんですよ…。
でもね、社員さん同士も、経営者も、社員さんの家族との交流がどこかであるとしたら、家族の顔が見える付き合いをしていたら、育児休暇や子どもの急な病気やなんかで早退申請が出たら、「それは大変!早く帰ってあげなよー」って思えるのでは?なーんて思うのです。
元気に働けるのは、個々の幸せが基本で、その幸せを家族が作っているとすれば、やはり企業も家族って言う単位を、もっと大切に扱うべきじゃないかなぁーって思います。
行政も「その取り組み素晴らしいです!」「表彰します!」「いやー、良かった良かった」で、終わらせずに、育児休暇やワーク・ライフ・バランスの推進に本気で取り組む気があるなら、もっと企業にアピールする突っ込んだ具体策打ち出してよー、と思うのです。(少子高齢化を声高に叫ぶわりには、危機感がないというかなんとういうか…)
まぁ、かく言う弊社も、そんなに言うなら自分からってことで、なんかできる事始めなきゃと思っていますよ。
できない理由を探さず、小さい事でもいいので、出来ることからねっ。(^_-)-☆