「1Q84」で話題になっている村上春樹さん。
大学の頃、ある人のすすめで「羊をめぐる冒険」を読んだのがきっかけで、その世界観にどっぷりとはまっていました。あいにく、話題作の「1Q84」だけは、あまりの熱狂ぶりなので、先送りしようと思って、まだ読んでいませんが…。
「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」は、ジョージ・ウィンストンの音楽を流しながら読んでいたので、今でもジョージ・ウィンストンの曲が流れると、私の中では「世界の終り…」の物語が、ある種独特の雰囲気を持って、動きだします。
Twitterを始めた事は、もう何回もここで書いていますが、あらゆる人の言葉を読めるのは、とても楽しいものです。
たくさんのツイートの中で、私が楽しみにしているのが、村上春樹さんのツイート。
お気に入りに、いくつか登録しているのだけど、その中の1つが、ストンと心の中に落ちました。
『深くて暗い井戸の底に一人でじっと座っているような時期がないと、人生に深みと広がりが出てこないような気がします』
ここ数年、いろんな方と出逢い、いろんな場所に出て自分の経験から得たものを話すと、お褒めの言葉を頂くことがあります。また、私の経歴を話すと「すごいですね」と言って下さる方がたくさんいらっしゃいます。
でも、社長に就任してからの15年くらいは、村上春樹さんの言葉を借りると「深くて暗い井戸の底に一人でじっと座っているような時期」でした。
先日、Twitterで知り合った、同じ業界の妹分「きぬたくさん」のブログを拝見してると、以下のような記事を見つけました。
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しかも、きぬたくに入りたての頃に作ったノートを発見!
・社会保険や労働保険、タクシー事業関係の手続きや書類の書き方。
・乗務員さんからの要望や、それに対しての対処(前社長の決定)
・配車の仕方や、細かい場所やアパート名など。
・タクシー料金や観光コースについて
その他、仕事に関わる諸々の事が、手書きで、細かく書いてありました。
何度も修正したり、何度も見返したので、ぼろぼろ。
あの頃(約10年前)は、タクシー業はやりたくない!と思いつつ、抜け出す勇気もなく、中途半端に関わって、でも、仕事は中途半端にできなくて・・・
もがいてたなぁ。
でも、今より、タクシー業に対する夢もいっぱいあったなぁ。
サービスのアイデアや、他のタクシー会社の例などが色々書いてあったり、勉強してたんだな・・・
あの頃の私。
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私も同じ。
おんなじノート作ってた…。
右も左もわからなかったので、小学生のように、1つ1つをノートに書き記していました。
就任したての頃は夢や希望も持っていました。
乗り合いタクシーをやりたくて、鹿児島まで1人で視察に行ったことも…。
でも、やがて、自分が身を置くこの業界に閉塞感を感じて、夢も希望も次第にしぼみ、深い井戸の底に一人でじっと座り込みました。
どれくらい、暗い井戸の底にじっと座っていたかなぁー。
まぁ、でも、そんな時期があったから、人生に深みと広がりが出てきたのだろうなぁーと思っています。
今は、とっても幸せだし、充実しています。
とびっきりの笑顔も見せられるようになりました。(…と、私は思っているのだけど^^;)
今、深くて暗い井戸の底にじっと一人で座っているなぁーと、孤独や焦燥を感じている人も多いと思います。
でも、きっと、その経験や感じている心の震えは、これから先の人生に深みと広がりを与えてくれると思いますよ。
だから、今、この時を、大切に、一生懸命生きて下さいね。…と、そんなことを思う今日この頃でした…。