11月に東京で開催した全国子育てタクシー協会の理事会での事。
年が明けて行う第1回目の理事会は高松市で開催しよう!と言うことになったのですが、その日程調整の時、理事の一員である、京都・都タクシー、筒井社長が「1月の下旬はベトナムに行かなくちゃかも…」と言われたので、「えーっ、旅行?」なんて事を言って冷やかしたのですが、そうではないのです。
実は、京都・都タクシーの筒井社長の所は、「タクシーを運転して1,000Km走行する毎に、ワクチン1本を発展途上国の子供達に届ける」という事業をされていて、その関係で、ベトナムに…ということでした。
京都の都タクシーといえば、京都でも老舗の大手の企業なのですが、社長でもあり、現在子育てタクシー協会の理事を務めてくれている筒井さんは、私より6歳?ぐらい年下の若手経営者です。
でも、その経営理念も確固としたものを持ってるし、何より企業を引っ張るリーダーとしての痛み、つまり人間として忘れてはならない痛みを、よく知ってる!と思っています。
子育てタクシーに共感して京都で最初に事業を始めてくれたのも、ワクチンの事業も、原点はその辺じゃないかな…と思っています。
時として、私のような零細企業を経営するものは、大企業に羨望の眼差しばかり送り、その評価を正しくしないことがあると思っています。
大企業だから、利益が出るから、そんなこと(社会貢献的なこと)できるんだよね…というふうに。
(違うよねー、そんな考え方…)
皆さんは、マクドナルドがやっている社会貢献活動の1つに「ドナルド・マクドナルド・ハウス」というのがあるのを知っていますか?
以下、マクドナルドのHPより抜粋。
『ドナルド・マクドナルド・ハウスは、病気と闘う子どもに付き添う家族のための宿泊施設。現在、日本には東京都世田谷区と宮城県仙台市、高知県高知市、大阪府吹田市、栃木県下野市にあります。けれど難病と闘う子どもたちは、現在約20万人。まだまだ足りないのが現状です』
私は、同じような施設に、以前お世話になったことがあります。
母が大分で倒れ、亡くなるまでの1週間を大分医科大学の集中治療室で過ごしました。
東京で大学生活を送っていた私は、東京から着の身着のままで大分に向かい、長崎から駆けつけた姉と二人で看病に入りました。
しかし、病室で、寝泊りすることは非常に困難(その当時、泊まるならビーチベッドしかなかった)でした。
結果的に、わずか1週間の看病で終わりましたが、看病している時はいつまでになるのか予測がつかないことでしたから…。
そこで、大学病院から車で2、3分の所にあった、民間の方が善意で運営されている宿泊施設にお世話になりました。…といっても、普通に家族で住まわれている家に宿泊をさせていただく…と言った感じでした。
食事とお風呂と寝具をお世話して頂き、夜中に大学病院から緊急の知らせが入れば、その家のご主人が車で送って行って下さる…というような。
今、思い起こせば、なんとすごい事をしている家族だろうと思うのですが、当時大学生だった私は、その有難みがあまりよくわかってなかったような気がします。
母の容態が急変したのが夜中だったので、泣き崩れて歩けない私を、その家のご主人が背中をさすりながら、大学病院まで送って行って下さったのを、本当に昨日のことのように憶えています。
昨日のブログにも書いたのですが、ここ数ヶ月、企業を取巻く環境は本当に厳しいです。
でも、企業として、その地域にお世話になっている以上、地域はもちろん、自分が受けた温情を何らかの形で次の方に伝えていきたい、恩返しをしたいと思っています。
それができた時に初めて、経営者として心が潤うのではないかと思っています。
近いうちに、ここで、胸を張って、そんなご報告ができるようになりたいと思っています。
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