タクシー業界向けの「東京交通新聞」の今週号のラウンドテーブルというコーナーに寄稿させて頂きました。
タイトルは「育児支援移送のプロ」。
今、タクシー業界は、7月に行われた再規制の問題や経営構造見直しなどがあちらこちらで議論されていて、業界紙もその話題ばかり。
もちろん、タクシー業界の行く末を決める大事な時期である事に間違いはないので、私も、タクシー事業者の端くれとして目が離せないのも事実です。
台数規制だ、運賃改定だ…と、そんな話題で賑やかな業界紙に、敢えて、育児支援の移送のプロになりたいと、昨今のファミリーサポートセンターの移送の件と絡めて意見を書かせて頂きました。
下記が掲載された全文です。
「育児支援移送のプロになりたい」
全国子育てタクシー協会の会長に就任させて頂き、間もなく1年を迎えようとしている中で、この思いはますます強くなっています。
全国に400ヶ所以上ある、ファミリーサポートセンターのサポーターさん達が、子どもたちの移送の部分もお手伝いしているという現状を、私達タクシー事業者は、ただ黙って見ているしかできません。
どこかの誰かに手を借りたい子育て家庭にとって、ファミリーサポートセンターはかけがえのない存在だと思っています。私も2人の子どもを育てている母親だから、その現状を全面的に否定しようと思っているわけではありません。
ただ、子どもたちの命につながる「安心・安全」ということを第一に考えれば、サポーターさん達は育児支援のプロであっても、移送のプロではないという事を、輸送業界に携っている者の一人として言わざるを得ません。しかし、逆もまた然りです。私達は移送のプロであっても育児支援のプロではありません。だからこそ、お互いがそれぞれの立場で住み分けをし、手をつないでいく事、ネットワークを作っていく事が大切だと思っています。
今後は困っている子育て家庭の方たちが、健全に利用できる育児支援の移送システムを行政・子育て支援事業者・タクシー事業者で一体となり構築していく事が必要ではないのでしょうか。そのためにも、タクシー業界側が一丸となり「育児支援移送のプロ」を目指して取り組むことが大切だと思っています。
全国子育てタクシー協会は、子育て支援事業者とタクシー事業者で様々な知識や全国各地の情報を共有しています。その特徴を最大限に生かし、子育てタクシーの質をさらに高める事で、育児支援移送のプロになっていこうと思っています。
必要とされる方たちに、乗ってよかった、あって助かったと言われる乗り物になっていかなくてはいけません。育児支援移送のプロとして、全国規模で情報を共有し、それを各地域に下ろし、より地域に密着した事業として育てていく。そんな地道な作業を全国子育てタクシー協会はやろうとしています。
ただ、現状では、タクシー事業者と子育て支援事業者がどんなに努力をしても、本当に困っている子育て家庭の足にはなり得ていません。
そこには、経済的な問題など様々なことが立ちはだかっています。
今後は、どうすれば利用したい人たちが健全に利用できるシステムができるのか、いろいろな方たちと議論していく必要があると思っています。
タクシーママさんおはようございます
半年ほど前に そういうファミリーサポートをお仕事にしておられる方のお話を聞いたことがあります。経営的に厳しいんだー(みんな一緒^^;)という話題でしたが。
その方は東京町田で高齢者の方のサポートをメインに、その傍らでベビーシッターなどもやっておられる方でした。
その時出た話で、「子供さんの送迎はリスクが高いばかりで不採算なので、ベビーシッターそのものをやめてしまおうと考えている」とおっしゃってました。
「子育てのサポートを必要としている人は絶対にいるのだから、送迎だけをやめればいい」と、全国子育てタクシー協会というものの存在を宣伝しておきました。
「必要」はそこに在るんだから、なんとかならないのかなぁ。
くまさん、おはようございます。とても嬉しいコメント、ありがとうございます。
必要としてくれている人達と必要とされている私達。でもそこにはいろんな壁が立ちはだかって、上手く利用されずにいる現状。
何とかしなければ…と思っています。でも、私達だけが声を上げても、なかなか届きにくいのが現実です。健全なシステムを構築するため、たくさんの方で議論し、共に声を上げていく事が、大きなうねりを作りだすことになると思っています。
くまさん、ありがとうございます。私達の活動を理解して下さり、そういった時に話をして下さること、本当に嬉しく思います。くまさんのように、多くの方が「全国子育てタクシー協会はいい活動してるよー」と言って下さるように、これからも頑張っていきたいと思っています。