上り続ける物価、冷え込む消費。社会全体を覆うような冷気は、今年の猛暑と共に、人々の疲弊を増進させているのではないでしょうか。
本当に厳しい時代に突入したと実感しています。
先日読んだ「タクシー王子」のタクシー乗務日誌には、日ごとの営収が記録されていましたが、8万円突破!とか今日は4万円しかできなかった…と書かれており、ちょっと脱力感。
東京のタクシーと地方のタクシーの格差。営収を見ただけでも、同じテーブルの上でタクシー業界全体の事を議論するのは無理があると思っています。
私の好きな茨木のり子さんの詩集「おんなのことば」にこんな言葉があります。
『ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにするな…
駄目なことの一切を 時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感性ぐらい 自分で守れ』
こんな時代だからこそ、ダメな事を誰かのせいにしたくなるし、時代のせいにしたら気持ちは楽になる。
でも、そこからは何も生まれない。私はそう思っています。
今やれる事のすべてをやりたいと思っています。それは自分の感性を、まだ信じているから。
最近、ネットでの情報収集よりも本をたくさん読みたくて、時間が空けば多くの本を手にしています。
最近読んだのは姜尚中(カン サンジュン)著「悩む力」。
悩む力にこそ生きる力が宿っていると書かれているこの本の最後は、こんな言葉で締めくくってあります。
『悩みの果てに突き抜けたら、横着になってほしい。そんな新しい破壊力がないと、今の日本は変わらないし、未来も明るくない、と思うのです』
悩む力が生きる力に変わっていく…そんな事が伝わってきて、まじめに前向きに生きようと思わせてくれた本です。おススメです。
タクシーママ、バイカー修です。
悩むことは大事だよね。
タクシーママに僕の好きなアレクサンダー・ポープの詩を送ります。
「希望は永久に人間の胸に湧く。人間は、常に現在幸せであることはなく、いつもこれから幸せになるのだ。」
バイカー修さん、お久しぶりです。悩んで苦しくて辛くても、それが度量となっていく事を、年齢とともに実感しています。
そう思えば、悩むことにも希望が持てる…でしょう?