今日は母の命日です。命日を迎えるのも、もう20回目なのですが、やっぱり毎年、この日だけは寂しくなります。
でも今年は、昨年とはちょっと違う感じです。
母とともに過ごした年月が20年。母がいない年月を過ごしたのも今年でちょうど20年。そう考えると、これからは母のいない年月だけがどんどん増えていくんですね。
私は母の影響を強く受けて育ちました。私の母の人生は、とても波乱に満ちた人生でした。娘の私から見ても母はとても生き急いでいたように思います。
優しさと強さを兼ね備えた、とても人間くさい人でしたが、 人の悪口を絶対に言わない人でした。誰に対しても同じように接していたので、多くの人から愛されていました。事実、お葬式の時は本当にいろんな方がお参りにきてくださったのですが、驚いたのはその後でした。ずいぶん長い期間、いろんな方が遠方からかけつけてくださったり、新米の収穫時期にはわざわざ「仏壇に上げてください」と届けてくださったりと、いつまでも人の心の中で生き続けた母でした。
私も母のような懐の深い人間になりたいと思っています。
今年の6月は、私にとって、いろんな意味がある日々です。昨年の私より、確実に気持ちが凛としています。
それは、たくさんの方に優しさと勇気をもらったから。心のどこかで、つながっていると思っているから。
忙しくて朝からお墓参りに行けなくて、夕方、涼しい風が吹く頃、諫早湾を見下ろす墓前に手を合わせてきました。
母のいた20年。いなくなってからの20年。ちょうどバランスが取れたところで、今年からまた新たな1歩を踏み出せるような気がしています。
コメントする