□子育てタクシー奮闘記: 2010年2月アーカイブ

『「コンクリートから人へ」の政策転換の中で、危機的な状況にある公共交通を維持・再生し、人々の移動を確保するとともに、人口減少、少子・高齢化の進展、地球温暖化対策等の諸課題にも対応するため、交通政策全般にかかわる課題、将来の交通体系のあるべき姿、交通にかかる基本的な法制のあり方等について検討を行います。(国土交通省HPより)』

 

…という内容の検討会において、全国子育てタクシー協会の会長としてヒアリングを受けるために来週国土交通省へ行ってきます。
www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000017.html

 

その資料作りに、今週初めからどっぷりつかり、先程仕上げて、提出したところです。
ふぅー。今週は、自分の会社の仕事が1つもまともに出来てない!うーーー。

 

でも、このヒアリングを受けるにあたって、会員の皆さんの意見を募集したところ、たくさんの事例を送ってくれました。

・障がいをお持ちのお子さんの送迎事例

・母子家庭の保育園送迎の事例

・産後退院する時の事例

・働くお母さんから相談があった送迎の事例 …などなど。

 

どの事例も、会員であるタクシー事業者が、一生懸命取り組んでくれています。子育て家庭のいろんな相談に正面から向き合って、力になっていこうとする姿が見えてきて、会長として、心の中で「ありがとう」と、思わず手を合わせました。

 

正直言うと、採算のとれる事業なんか、おいしい仕事の事例など1つもありません。
でも、タクシーが移動の分野で「育児支援ができる」ってことが、私達の誇りです。

 

1時間半予定されている検討会に4団体が呼ばれて10分ずつの説明を行います。
たかが10分で何が説明できるだろう?と思いましたが、会員の皆さんから寄せられた意見や事例を読むと、おざなりの資料は作れない!と思い、せめて、あとから読んで頂いた時にでも、心に残る資料にしたいと思い、連日夜遅くまで作業して完成させました。

 

全国組織の会長を仰せつかるほど、私は立派な人間でも、頭のいい人間でもありません。人よりすぐれたリーダーシップを持っているとも思いません。

 

でも、ただ1つ、人よりちょっとできるかなぁーってことがあります。
それは、人々の「思い」を伝える熱い気持ちを持ってるってこと。

 

先日のブログで書いた、「子どもが病院で嘔吐した時、周りの人が誰も声をかけてくれなかった」って話。
「人間が人間に対して無関心になっている」…。とても怖いことだと思います。

 

でもね、子育てタクシーの現場では、それと逆の事が起こっています。タクシーを降りた後も、その親子の事を心配するドライバーや、配車係りの人。
採算取れなくても、頑張って運行しようよと言ってくれる経営者。

 

そんな現場の話を、外に伝えるのが私の役目だと思っています。

 

みんなの「思い」をたくさん背負って、検討会に出席してきます。
検討会は3月1日。
またここでご報告いたしますね。

全然更新できずにスミマセン…^^;

 

やること多すぎて…、あっ、イカンイカン…、忙しさを理由にしちゃダメですね。

 

先週末は、全国子育てタクシー協会の会員研修会&交流会を、東京で開催いたしました。
会員外の方を含め、50名近くの方が参加して下さり、大盛況でした。

 

現在、21都道府県68のタクシー事業者さんに加盟を頂いています。おかげ様で、入会者数もグッと増えてきました。
なかなか採算の取れない事業ですが、タクシーが育児支援移送の受け皿になるんだ!という私達の理念と思いは、確実に広がっていってるようです。

 

今日も熊本から、子育てタクシーの話を聞きたいと、以前青年会議所でタイへの国際協力活動を共にした先輩がわざわざ訪ねてきてくれました。
3時間近く、熱い議論を交わしました。

 

タクシーの将来像を、誰もが一所懸命模索しています。そして真剣に取り組んでいます。

 

タイで蟻の卵が入ったたまご焼きを食べた仲間と、また再び、同じ思いを持って、この事業に取り組めたらいいなぁーと思いました。

 

タクシー業界、頑張っています。
利用者の皆さんから見たら、「まだまだだよー」ってご指摘を受けるかもしれません。

 

でも、熱い思いをもった事業者の方と話をするたび、厚い皮で守られた大木の中に、脈々と流れる透き通った水の流れが聞こえてきます。
きっと、そこから、新しい芽が出てくるはず。もう少し時間がかかるかもしれないけど…ね。

 

子育てタクシー事業、ホントいい事業なんです。
子育てタクシー運行の事例1つ1つに物語があるんですよ。…この話は、次回…ね。

子育てタクシーは、とても人間臭い事業だと思っていますし、そんな事業でなければ…と思っています。

 

人(乗務員)が人(子どもやお母さん達)を気遣うということ。この理念がこの事業の根底にあるからからこそ、各地で高い評価を得ているのだと思います。

 

先日、諫早で子育て支援の活動をしていた方とお話しする機会がありました。その時に聞いた出来事。

「先日、諫早の大きな病院に子どもを診察に連れて行ったんです。ところが、診察を待っている間、子どもが床に嘔吐してしまいました。私は、慌てて吐しゃ物をティッシュで拭いたんですが、その間、誰も声をかけてくれる人はいませんでした。私の横にも、前にも数人の大人が座っていたんですが…。拭き終る頃に、病院の職員の方が通られたので、あとはきれいに掃除して頂いたのですが、とても悲しく寂しい思いをしました」

 

正直、ショックでした。自分の住む街で、こんな寒々しい経験をしているお母さんと子どもがいることに。

 

ただ、その場に居合わせた数人の大人たちが、冷酷非道の人たちだったかと言えば、多分、そうではないと思います。

 

「子育て支援」

 

昨今、この言葉が数多く叫ばれ、「子ども手当」などに象徴されるように、それは行政や子育支援で頑張っている一部の人たちがやること…と多くの大人たちが勘違いしてないでしょうか…。

 

「大丈夫?」「病院の方を呼んできますね」
そんな一言があったら、私の知人はどれだけ救われた気持ちになったでしょう。

 

ベビーカーを押している時、前方でドアを手で押さえてくれている人がいる。
エレベーターに乗る時、子ども連れを優先して乗せてくれる人がいる。
タクシーの中で、子どもにやさしくしゃべりかけてくれる人がいる。

…こんな事も、立派な子育て支援だと、私は思っています。

 

子育てタクシー事業は、子育て家庭を「安心・安全」に移送するという「育児支援移送」の使命も大切ですが、それ以上に、タクシーの中で交わされる言葉やコミュニケーションの方が、より大切なんだと思っています。

 

ドライバーは、タクシーの制服を着ていなくても「子育て家庭を温かく見守る人」であってほしいと思っていますし、そういった「思い」は子育てタクシードライバー養成講座の中で脈々と息づき、受け継がれていっています。

 

明日は、全国子育てタクシー協会の勉強会。
全国各地から、会員事業者をはじめ、子育てタクシーを始めてみようか…という方々が数多く参加されます。
私達の「思い」が、多くの地域に伝わり根付けばいいなぁーと思っています。
東京は雪模様で寒そうですが、頑張ってきます(*^^)v

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全国子育てタクシー協会 観光と子育てタクシーを推進する長崎・諫早市の湯江タクシー

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