今朝テレビで「若年性アルツハイマー病」と闘うご夫婦のことが取り上げられていました。私がこの病名を初めて知ったのは1991年のことでした。その時、すでにタクシー会社の社長に就任していたのですが、いろいろな社会勉強のため…ということで(時代もバブルの頃だったし…)、東京の某出版社で小説雑誌の編集者のアルバイトもしていました。(変な経歴の持ち主でしょう?)
何人かの作家の先生方の担当をさせて頂いたのですが、そのうちのお一人に、夏樹静子先生がいらっしゃいました。
「若年性アルツハイマー病」のことを題材にした連載小説を執筆されることになり、編集長の下で担当をさせて頂き、取材等も同行させて頂きました。
その当時は「アルツハイマー病」と言う病名もまだ知られていない頃で、それが若年性となると、ほとんど空想の領域の病名のような認知しか得られていませんでした。しかし、症例は少ないものの、50歳代で発症されている方がいらっしゃること、今後患者数が増えるであろうということを先生の取材の中で知りました。
推理小説の域を超えているその作品は、実に読み応えのある作品になっています。しかしその当時、「推理小説ではない」という事で話題になったものの、「若年性アルツハイマー病」についてはあまりふれられなかったように記憶しています。
ようやく何年か前にテレビドラマの原作になったりはしましたが…。
夏樹静子先生とは今でも家族ぐるみでお付き合いをさせていただいていますが、働く女性といった立場でも非常に尊敬をしています。結婚、出産、子育ての中でも、「書くこと」を諦めず、自分の夢を追いかけた女性です。
先を読む力、そして1つのことを創りあげていく姿は、勉強になることばかりでした。何もないところから、1つのものをつくり出していくそのエネルギーを、側で感じられたことはかけがえのない体験でした。
昨今「若年性アルツハイマー病」が注目されるようになってきたので、また、夏樹先生の作品『白愁のとき』が注目をされるのではないかと思っています。
読まれたことのない方は、ぜひ。
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