□子育てタクシー奮闘記: 2007年8月アーカイブ

8月10日に雲仙のホテル東洋館で行われた「子育て支援研究会 九州セミナーIN雲仙」に参加してきました。
ファミリーサポートネットワーク長崎が主催したこのセミナーには、県内で子育て支援に携わっている方々を始め、遠くは沖縄の保育園からも参加されていました。
「昭和から平成へ 女たちは子育てしながら地域を変えてきた」と題したセミナーでは、雲仙保育園の金子園長先生より、雲仙温泉の女将さん達が作った保育園の歴史などをご紹介して頂きました。その中で特に印象深かったのが、「当時の雲仙保育園にかかわる者達が皆、保育園が母親の仕事(就労)を支えているんだという気持ちを持ち、子供たち同士で育ち合う力を育て、地域と保育園が手をつないできた」、という言葉でした。
支える人と支えられる人の思いが1つになり、それを地域の人たちが支えていく。まさに「子育て支援の基本」が、そこにあるような気がしました。

続いて、「ママのしあわせプレゼント事業」でお世話になっている、長崎県こども政策局こども未来課の赤瀬さんのお話だったのですが、いや〜、県庁でお会いする時とは違い、そのパワフルなお話ぶりに驚きました。以前の私のブログで、「ママのしあわせプレゼント事業」に関する批判をちょっとだけさせて頂きましたが、今回の赤瀬さんのお話を聞いて、その熱い思いに少々反省・・・。
セミナーの後に、赤瀬さんと「ママのしあわせプレゼント事業を成功させましょう」と改めて誓い合いました。

その後、出席者グループごとのディスカッションの時間が設けられたのですが、今回の出席者の中で、民間の企業人として参加しているのは私だけでした。
「子育てタクシー」の話をさせて頂くと、「知ってますよ〜」の声もたくさん聞く事ができましたし、いろいろなご意見も頂きました。
会社のデスクの上の膨大な資料よりも、現場に行き、声を聞く事で、たくさんの収穫があります。
最近、会社に閉じこもりがちになっていた、自分に反省。
日焼けを恐れず、外を飛び回るぞーっと、雲仙からの帰り道、きらきら光る橘湾を眺めながら決意しました。

長崎県のママのしあわせプレゼント事業が始まって1ヶ月。
実は子育てタクシーで利用された方は、まだ1人もいらっしゃいません。
7月の初め、「一時保育等利用券」の配布が実際行われる市町村の何ヶ所かの窓口に「子育てタクシー」の売り込みに行ったのですが、そこで感じたのは温度差、でした。
口には出さないものの、「県の施策を一方的に押し付けられて迷惑なんです・・・」というような雰囲気のところもあれば、「子育てタクシーに使えるようになってよかったですね」と言って、積極的に利用法を考えてくれるところ・・・。
確かに、長崎県のこの事業、見切り発車で始めたの?というくらい、事業自体の周知(各市町村及び利用者に)が図られていなく、事業が始まってから参加してくれる事業所を募集したりと、とりあえず始めました!という感は否めないのですが・・・。
妊婦さんの直接窓口となる市町村が嫌々の態度では、受け取った妊婦さんたちも、到底使う気にはなれませんよね?

一体誰のための事業なのでしょう?

「子育て支援」と言う言葉だけが一人歩きをしているような施策では、誰も救われません。
私は、せっかく予算を組んで行われるこの県の事業で、一人でも多くの方に「子育てタクシー」を使って欲しいと思っています。

それから・・・、一時保育利用券の交付を受けたお母さん達へ。
2千円分の利用券を眠らせておくのはもったいないと思います。「子育てタクシー」に限らず、ぜひ使ってください!そして、利用した感想をぜひ行政に返して下さい!
「子育て支援」を受ける当事者のお母さん達が、声を上げていかなければ、本当に必要な質の高い支援は、うまれてこないような気がします。

どうぞ、「子育てタクシー」に対しても忌憚のない意見を下さい。
企業の一方通行でない事業にするために、私も大きなアンテナを立てていたいと思っています。
子育てをしているお母さんの、一人一人の意見。大事にキャッチしようと思っています。

2011年8月

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全国子育てタクシー協会 観光と子育てタクシーを推進する長崎・諫早市の湯江タクシー

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